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●児童・生徒の顎・顔面・頭蓋の成長発育

頭蓋部は10歳までに96%の成長をとげ、上顎と下顎は65%程度の成長をとげます。その後、上顎は下顎に比べて早期に成長をし、成長量は少ないが、下顎は身長と呼応して思春期の最大成長期に大きく成長をします。そこで小・中学校期の成長期におこりやすい咬合異常と注意点を見てみましょう。

●小学1〜2年でおこりやすい咬合異常

◆開咬
不良習癖(指しゃぶり、舌癖、咬唇癖等)が存在し易い年齢で除去する必要ある。但し、萌出途中のものと見誤らないように注意。

◆正中離開(空隙)
生理的萌出過程で離開していることが多く側切歯の萌出とともに殆どの場合閉鎖するので処置を急ぐ必要はない。但し、過剰歯が疑われる場合は早急な診査がのぞまれる。

●小学3〜4年でおこりやすい咬合異常

◆交叉咬合
上顎の狭さが主因となる交叉咬合は上顎側方成長の残されたこの時期までの治療がのぞましい。

◆下顎前突
下顎前突(反対咬合)は早期改善によりその後の正常な顎発育が期待される。1〜2歯の反対咬合もこの時期までに改善しておくとよい。

●小学5〜6年でおこりやすい咬合異常

◆叢生
不正咬合のなかでは日本人の中では最も多い叢生がはっきりしてくる時期である。歯や顎の大きさの調和等について、精査が必要です。

◆上顎前突・過蓋咬合
上顎前突・過蓋咬合も、よりはっきりした症状を呈してくる時期で放置されると増齢とともに悪化する場合が多いので精査してもらうとよい。

●中学校でおこりやすい咬合異常

◆下顎前突・開咬
下顎を中心とした顎発育の旺盛な時期で、顎の異常発育による不正が顕在化してくる。著しい場合は、成長完了後に手術とする場合もあるので精査が望まれる。

東京都学校歯科医師会発行『歯・口腔の健康診断パネル3』参照(一部改編)

●成人の方の矯正治療

顎・顔面の成長発育は子供のように利用できませんが、歯根膜腔(歯根と骨との空隙)が正常であれば、年齢に関係なく歯の移動はどの方向にでも可能です。成長発育の時期が過ぎたからと言ってあきらめないで、一度ご相談ください。

 

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